2012年11月30日

おこぼれ姫と円卓の騎士〜女王の条件〜

おこぼれ姫と円卓の騎士 女王の条件 (ビーズログ文庫)
石田リンネ
エンターブレイン
売り上げランキング: 54156

「絶望の先に強さがあるとしたら、絶望は悪くないわね」
               ……レティーツア

無事にデュークをナイツオブラウンド第一席としたレティ。
しかし不審な呪い騒ぎに巻き込まれ―…?

次兄編。

前巻ではチラ見せ程度だった次兄、グイードですが、レオンハルトや長男と同じく、結局シスコンでした(笑)しかもやや天然。
ただまぁ、彼の抱える事情はやっぱり重くて、レティが望むような、全員の幸せって難しいのかもなぁ、と。
でもレティは諦めないし、やり遂げるんじゃないかなぁ、と。
思える強さがあるな、と。

あと王はアレクサンデルがね。
獅子王、マジかっこいいわ。

騎士王の力ばかりか、新たなペットまで手に入れたレティ。
次は二人目の騎士のようですが、けなげな後輩ワンコ、アストリッドではない、のかなぁ?


*2012年読了本*

小説 131冊
ライトノベル 71冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月29日

おこぼれ姫と円卓の騎士

おこぼれ姫と円卓の騎士 (ビーズログ文庫)
石田リンネ
エンターブレイン
売り上げランキング: 55382

「わたくしはおこぼれ姫でいいわ!これから国一番の褒め言葉にするから!」
               ……レティーツア

兄二人の王位争いのおこぼれで、次期王として指名されたレティーツア。
自らの第一の騎士として若手の中でも腕が立ち中立派であったデュークを選ぶが、一筋縄ではゆかず―…。

自分が理想とする女王になるために奮闘するお姫様と騎士のお話。

とにかくレティーツアがかっこいい。
美人で頭もよくて戦いもできる。
コミュニケーション力もかなりの彼女はけっこう最強です。

でも彼女を強くしているのはその優しさ、なんですよね。
家族や国民のため、傷つく人が少しでも少なくなるように。

デュークはそんな彼女の1番の理解者になっていくのかなぁ。
早くなってほしいなぁ。

とはいえ、この作品をよくしているのは、なにより、王の間だと思うんですよね。
初代国王である騎士王の生まれ変わりである歴代の王の意識が時を越えて集う場所。

ときに先輩として、ときに友人として、たわいない会話やアドバイスを与えてくれるそこにいる王様達がかっこよくて!

あの王達の物語も読んでみたいなぁ。


*2012年読了本*

小説 131冊
ライトノベル 70冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月28日

ようこそ、古城ホテルへ3〜昼下がりの戦争〜

ようこそ、古城ホテルへ(3) 昼下がりの戦争 (つばさ文庫)
紅玉 いづき
アスキー・メディアワークス
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「戦争が私を生んだ」
「だからといって、お前が戦争を生む必要はないよ」
               ……ジゼット&エラン

ジゼットのもとに届いた軍時代の友人からの手紙。
それはある小国との和解交渉の場にマルグリットを提供してほしいというもので―…。

3巻はイケメン美人なジゼット。
彼女はたぶん、すべてを大事に大事にしてるんだなぁ、と思う。
無自覚だけれど、女の子に対するたらしっぷりも含め、素なんだなぁ。
なまじ、優秀で眉目秀麗だったからこそおきた悲劇と言いますか。

しかしまぁ今回はご友人のエランがかっこよかった。
あと、あいかわらずのリ・ルゥ姫様。
国を代表するものとしての誇りというか。
弱いことすらも抱えて誇りとする姿勢にはしびれた。
次は彼女のお話になるのかなー?


*2012年読了本*

小説 131冊
ライトノベル 69冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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ようこそ、古城ホテルへ2〜わたしをさがさないで〜

ようこそ、古城ホテルへ(2) 私をさがさないで (角川つばさ文庫)
紅玉 いづき
アスキー・メディアワークス (2011-12-15)
売り上げランキング: 287575

「あなたがどれだけ馬鹿でも愚かでも、構いはしないわ。どんな罪人でも誰を敵に回していても!あたくしたちは、あなたの、味方よ!」
               ……リ・ルゥ

古城ホテルマルグリットの女主人となった四人。
なんとかホテルを切り盛りする四人だったが、ピィがかつてピィを追放した組織に囚われて―…。

2巻。
ピィとフェルの過去話。

過去を乗り越えて、今ある仲間を、ものを、大事だ!と言えるのもまた強さかなぁ、と。

自分に価値を見いだせなかったピィ。
自分がほしいものがわからなかったフェル。

違うようでよく似た悩みなのかなぁ、と思います。

欠けた部分を補い合える友達。その貴重さを彼女達はちゃんとわかってるんだろうなぁ。


*2012年読了本*

小説 131冊
ライトノベル 68冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月27日

マツリカ・マジョルカ

マツリカ・マジョルカ
相沢 沙呼
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 86706

「けれど、おまえと一緒に、その問題を考えてあげましょう」
               ……マツリカ

クラスになじめない「僕」が、廃ビルで出会った奇妙な少女、マツリカ。
高慢でとらえどこらのない彼女の命令で、「僕」は噂の怪談の調査に出向くことになるが―…。

サンドリヨンシリーズの相沢さんの新作。
あちらと同じく、主人公である男の子は犬呼ばわりです。さすがにどうかと思うんだけどなぁ。。

原始人や女の子の幽霊、ありふれた怪談と、奇妙な出来事。
すべてを見通すようなマツリカは、なぜ廃ビルに居着いているのか。

相沢さんの作品て、そこまでエグくないはずなのに、なんかもやもやと気分が悪くなるんですよねぇ。
等身大すぎる悪意の自覚のない悪意と、犯人が罰を受けるわけでもないせいかなぁ、とは思うんですが。

ただ作品としては、「僕」の件は片付いたものの、マツリカに何があって、なぜそこにいるのかは不明なまま。
過去に傷を負ったらしいこともほのめかされているものの、なんとも不完全燃焼。

柴犬クンが立派に犬から男の子になるためにも、いじけるのをやめた彼がマツリカを救えるように祈るばかりです。


*2012年読了本*

小説 131冊
ライトノベル 67冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月23日

アレクシア女史、ロンドンで吸血鬼と戦う

アレクシア女史、倫敦で吸血鬼と戦う (英国パラソル奇譚)
ゲイル・キャリガー
早川書房
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「あたくしだってスパイとしてなら動けるかもしれないわ」
               ……アレクシア

イギリス人の母と、イタリア人の父をもつオールドミス、アレクシア・タラボッティ。彼女は、吸血鬼や人狼をはじめとした異界族の力を無効化できる『ソウルレス』で―…。

ファンタジーというよりパンクというより、ロマンス小説というかハーレクインというか。
ゴシックパンクな要素はかなり薄めです。

アレクシアは好奇心と負けん気がかなり強いので、危険だろうとなんだろうと突撃あるのみ!
なんで事件はよくある、引っ掻き回してるうちに答えにたどり着くかんじです。

で、主人公カップルの恋愛。
海外の恋愛ってどうにも肉食系というか、とらわれると他が目に入らなくなるかんじがして、いまいち苦手だなぁ。

というわけで、個人的には主人公カップルはあんまり好きじゃなかったんですが、アケルダマ卿がとてもよかった。
独特の趣味と美学を持ったはぐれ吸血鬼。
情報通で変人。
彼のピンチにいちばんハラハラし、彼とアレクシアが見た日暮れに感動したかも。



*2012年読了本*

小説 130冊
ライトノベル 67冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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幽谷町の気まぐれな雷獣

幽谷町の気まぐれな雷獣 (レガロシリーズ)
森崎緩
イースト・プレス
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「誰かが君のことをおかしいって言っても、君自身がそう思わないんだったら、簡単に譲っちゃだめだ」
               ……黒川

真面目な学級委員タイプの萩子。人気者の幼なじみ大地とは疎遠になりつつあったが、ある日、目の前で大地が雷に打たれ―…?

現代ファンタジー。
ほのぼのしい少女漫画を読んだような気持ちです。

ちょっと臆病だけれど優しい少女と、彼女が好きなんだけど傷つけるのが怖くて近づけない少年。
無自覚両想いおいしいです。

ただ個人的には、会長さんがとても好みでした。
不器用純情カタブツ少年、しかも無駄に話し方が固いとか!
彼メインのスピンオフをぜひ!彼は幸せになるべき!(笑)

さて本題。
お話自体は、自分が自分らしくいることと、そのための勇気と理解者のありがたみ、と言ったところが軸かと。

大地にとっての萩子も、萩子にとっての大地も、化学部の面々も。
誰かにおかしいと言われても、大事なものを大事だと言える、そのときに大事な人がそばにいてくれたら、それはとても幸せだなぁ、と。
なんともほんわかした気持ちになりました。


*2012年読了本*

小説 129冊
ライトノベル 67冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月22日

竜のかわいい七つの子


「ご覧ください。皆同じようなにこにこ顔、これでは敵と味方の区別もつきません」
               ……サナン

砦をへだてた開戦寸前の二国。彼らの戦いを中断させたのは砦に巣を作った竜だった。やがてそれは国の行方を左右するものとなり―…。

短編集。
ファンタジー色は強め、ただし西洋東洋現代とバラエティ豊かなラインナップです。

これはおもしろかった。
話も絵の雰囲気もどっちもすごい好み。

犬谷家みたいにパロディコメディもあり、絵かきさんの話のようにコメディに見せかけてほろりとさせられるものもあり。
表題作はすごく素敵なお伽話だったし、この作者さんのストーリーテラーとしてのスキルはかなり高いかも。

七編とも甲乙つけがたい極上の一冊でした。
いい漫画読んだなぁ。

*2012年読了本*

小説 129冊
ライトノベル 66冊
マンガ 29シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月21日

きゃらめるBOY 全3巻


「お前が見たいっつったからだぜ?キャラメル少年」
               ……鹿乃田瞬

お隣りの瞬が可愛かったキャラメルBOYも今は昔、何かと手厳しい彼に振り回されるばかりだったが…?

森生さんらしいほのぼの可愛いお話でした。
年下でしっかりしてるけどまだ未完成な少年と、おおらかな年上のおねーさん、というのは森生作品では鉄板ですよね。

お互いの気持ちを知らぬはお互いばかり、という状況には、にやにやせざるを得ない。

最近ほのぼのした話ばかりなので、まぁそれも大好物なんですけども、久々に毒のある森生作品も読みたいなぁ。

きゃらめるBOY 3 (花とゆめCOMICS)
森生まさみ
白泉社 (2012-11-05)



*2012年読了本*

小説 129冊
ライトノベル 66冊
マンガ 28シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月20日

12月の購入予定

コミックス購入予定
12/03 聖☆おにいさん8/中村光(講談社)
12/05 でたらめ妄想力オペラ/葉鳥ビスコ(白泉社)
12/05 おいらんガール4/響ワタル(白泉社)
12/10 町でうわさの天狗の子10/岩本ナオ(小学館)
12/13 本屋の森のあかり12/磯谷友紀(講談社)
12/20 暁のヨナ10/草凪みずほ(白泉社)
12/20 それでも世界は美しい3/椎名橙(白泉社)
12/20 俺様ティーチャー15/椿いづみ(白泉社)
12/25 緋の纏7/乾みく(一迅社)

文庫購入予定
11/30 上海恋茶館 ジンジャー・ティーは熱くまろやかに/青木祐子(コバルト文庫)
11/30 薔薇の純情 背徳の黒き貴公子/響野夏菜(コバルト文庫)
12/01 藤陵学院の花嫁 万葉の桜と橘の宝玉/西本紘奈(角川ビーンズ文庫)
12/05 真夜中のパン屋さん 午前2時の転校生/大沼紀子(ポプラ文庫)
12/05 演じられた白い夜/近藤史恵(実業之日本社文庫)
12/05 はれのち、ブーケ/瀧羽麻子(実業之日本社文庫)
12/07 花咲家の人々/村山早紀(徳間文庫)
12/14 妖怪アパートの幽雅な日常8/香月日輪(講談社文庫)

既読文庫落ち分
12/12 吉祥寺の朝比奈君(仮)/中田永一(祥伝社文庫)
12/25 RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女/荻原規子(角川文庫)
12/26 東の海神 西の滄海/小野不由美(新潮文庫)
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10月の続刊系漫画感想

2012年10月の読書メーター
読んだ本の数:35冊
読んだページ数:10458ページ
ナイス数:392ナイス

神様のソナタ (花とゆめCOMICS)神様のソナタ (花とゆめCOMICS)感想
キレイなんだけど、ちょいちょい少女漫画っぽくない絵柄が浮いてるというか表情が苦手というか。。。バイオリンの話と、砂漠の話は結構好きでした。
読了日:10月8日 著者:一ノ瀬かおる
キスよりも早く 12 (花とゆめCOMICS)キスよりも早く 12 (花とゆめCOMICS)感想
大団円でおめでとうございます!なんか、結婚後の先生の笑顔が、今までより無防備で幸せ全開でこちらまで嬉しくなった。翔馬くんも黒沢君もメグも、きっちり自分の想いと向き合っていて、かわいくてかっこよかった。そして成長後の鉄平くんイケメンすぎ。
読了日:10月9日 著者:田中メカ
花咲きカノン (花とゆめCOMICS)花咲きカノン (花とゆめCOMICS)感想
どのお話もかわいらしくてほのぼのしました。トリッキィはかなりポップで、たしかに花ゆめっぽくないかも。好きだけど。「イバラの魔術師」がちょっとそれっぽかったけど、空の少年のような切ない話もまた読みたいなー。
読了日:10月9日 著者:ふじつか雪
地上はポケットの中の庭 (KCx ITAN)地上はポケットの中の庭 (KCx ITAN)感想
表紙とPOPに惹かれて買って、一話目がんー?なかんじだったけど、二話目の砂漠の話がガッツリツボでした。こんなに淡々とした寂寞感はあんまりないかもしれない。
読了日:10月9日 著者:田中 相
銀の匙 Silver Spoon 5 (少年サンデーコミックス)銀の匙 Silver Spoon 5 (少年サンデーコミックス)感想
夏から秋へ、今回は幕間、という感じかな。八軒の次なる試練は、人を頼ること、断ることを覚えること、なのかな。
読了日:10月20日 著者:荒川 弘
理不尽のみかた 1 (花とゆめCOMICS)理不尽のみかた 1 (花とゆめCOMICS)感想
検察審査会ってそんなのあるのか。理不尽の連続みたいな日常で、それをときに打破してくれる結末がどれも爽快。アンドリューは愛すべきおバカさんだなー。
読了日:10月20日 著者:柳原望
高杉さん家のおべんとう6 (フラッパーコミックス)高杉さん家のおべんとう6 (フラッパーコミックス)感想
くるり、高校生デビュー。あいかわらずおいしそうなご飯とお弁当。そして激動の恋模様。ハルはほんと社会人スキルがまだまだだなー。で、小坂さん、それでいいのー!?まあハルよりもっといい人見つかるだろうけどもさ。なんか残念〜。
読了日:10月27日 著者:柳原 望
戦國ストレイズ(11) (ガンガンコミックスJOKER)戦國ストレイズ(11) (ガンガンコミックスJOKER)感想
信行さん…ここまで歪んでしまうとは…はたしてかさねは間に合うのか。終結する力に胸が熱くなり、始まってしまった戦いに切なくなった。こればっかりは史実通りに行ってほしくないなあ。。。
読了日:10月27日 著者:七海 慎吾

読書メーター
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2012年11月19日

芙蓉千里3 永遠の曠野

永遠の曠野  芙蓉千里III
須賀 しのぶ
角川書店(角川グループパブリッシング)
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「みんな、勘違いしているけれどね。恋っていうのは、幸せになるためのものじゃないのよ。その人がいない人生を歩むくらいなら、彼と一緒に不幸になりたい。そう願う理不尽を、恋と呼ぶのよ」
               ……梅香

舞姫としての生き方ではなく、一人の女として山村のそばで生きることを選んだフミ。
それはさらなる波瀾万丈な人生の幕開けで―…。

激動の人生を生きた一人の少女の半生。
最終巻は、胡子として、軍部、またモンゴルの独立戦争に深く関わる形になります。

血みどろになりながら、山村のそばに居つづける姿は壮絶。

しかしまぁ、今回はフミより炎林でしたね。
彼の想いの深さにはほろりときた。それを愛と呼ばずなんと呼べと。

ちょっとかわいそうだったのは黒谷さんかなぁ。
最後満足そうだったからいいのかもだけど。

逆に山村さんはあれはあれで幸せだったんじゃないか、と思うから、いいのです。
やりたいことやって、愛する人に愛されて。

芸妓として、舞姫として、女として、母として。
どの生き方であっても全力で体当たりをしてぼろぼろになるフミの生き方に憧れはしないけれど。
そのパワーには感嘆させられます。

フミがほしかったものは家族で、フミが手放せなかったのは舞。
黒谷も山村も、男達は、大切な存在であれど、かけがえのないたった一つではなかったんじゃないかなぁ、と思います。

*2012年読了本*

小説 129冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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空飛ぶ広報室

空飛ぶ広報室
空飛ぶ広報室
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有川 浩
幻冬舎
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「広報って仕事は、航空自衛隊を飛ばすことができるんです。――世間の風に」
               ……空井大祐

怪我のためにパイロットから広報に異動になった空井。
はじめての広報に戸惑うばかりだったが―…。

有川さん久々の自衛隊モノは広報部がメイン。
自衛隊においてペンは剣のために戦うもの、なのだな、と。
自分達の決めた誇りとポリシーで走り戦う人達がかっこよくないわけない、んですよねー。

甘さはやや控えめなんですが、あいかわらず上官がかっこよかった。
鷺坂さんも比嘉さんも、すごい素敵でした。
目立たないながらもしっかり部下や後輩を支えられる先輩っていい。

比嘉さんみたいな穏やかにしたたかなお仕事したいなぁ。

そして。
この一冊はなにより。
『あの日の松島』が、これだけで一読の価値があったなぁ、と。
有川さんのお話は、多分にノンフィクション要素があって、個人的にはそれがまた好きなんですけど、この311を軸にしたエピローグは、あの日を経験した人間にとっては、リアルで。

彼らが守ってくれたもの、それに相応しい人間でありたいし、彼らが後ろ指さされるなんてことのないような社会であってほしいなぁ、と。
思います。


*2012年読了本*

小説 128冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月17日

アップルターンオーバーは忘れない

アップルターンオーバーは忘れない (ヴィレッジブックス)
ジョアン・フルーク
ヴィレッジブックス
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「さっきも言ったけど……もう彼が死んで、その捜査をしている段階でよかったよ!」
               ……マイク

かつて学生時代にハンナをいたく傷つけた存在、ラムジー。
ハンナは彼の遺体の第一発見者となり―…。

今回はずっとマイクのターン。
あいもかわらずおいしそうなレシピと容疑者だらけの殺人事件。

でもまぁやっぱり事件は二の次で、三角関係やら家族のあれこれがメイン。
ラムジーに関しては人としてダメすぎて笑うしかないというか。
男のクズ中のクズ(笑)

事件は解決したけど、プライベートではまだまだ未解決のまま。

アンドレアの家庭にも事件発生で、はたしてこちらも何が起きているのやら。
しかしノーマン、いったいどうしたっつーのか。。

*2012年読了本*

小説 127冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
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美女と竹林

美女と竹林 (光文社文庫)
森見 登美彦
光文社 (2010-12-09)
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作家としての将来に一抹の不安を抱いた森見氏による、竹林をめぐるエッセイ。

あいかわらず森見さんは森見さんだなぁ。
ほどよくヘタレでくだらない。

竹に関して何かこだわりがあるようでない、ほんと何の役にも立たない話ばかりで、だけれどそれがいいというか。

だらだらして、なにか生産性があるでもない日々ながら、なんとも愛しいその暮らしにほのぼのします。

どっからほんとでどっから嘘なのやら。
そんな曖昧でふわふわした不思議な一冊でした。

*2012年読了本*

小説 126冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 3冊
映画 2本
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2012年11月16日

雪の中の三人男

雪の中の三人男 (創元推理文庫 508-2)
エーリヒ・ケストナー
東京創元社
売り上げランキング: 117656

「人間てものが実際どんなもんだか、もうちっとでおれは忘れっちゃうとこだったからねぇ。おれは自分のはいっているガラス室をぶち壊してみたいんだよ」
               ……エドゥアルト・トーブラー

超のつくお金持ちなトーブラーは、懸賞にあたった貧乏人として旅行をすることを思い付く。
しかし、心配した娘がホテルに密かにかけた電話が思いもよらぬ事態を招いて―…?

ブラックユーモアあふれるコメディー。

おもしろかったです。
金持ちと貧乏人が取り違えられるだけでなく、金持ちが貧乏人の呈で旅行してるってんだから、それはもう混乱必至。
のに当人―…特に金持ちであるトーブラーはのほほんと状況を楽しんでいるんだから、まぁのんきなもんです。

個人的には旦那様のお世話をしたいのにさせてもらえなくてしょんぼりしてるヨーハンにときめいてました。
たまに旦那様の目を盗んで部屋を掃除しにいったりしたときなんかかわいくてもう!(笑)

人の価値における財産の重みというか、それがいかに重くて軽いか。

三人の友情に乾杯!です。


*2012年読了本*

小説 126冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 2冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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寮の七日間

寮の七日間 (ポプラ文庫ピュアフル)
加藤 実秋 谷原 秋桜子 野村 美月 緑川 聖司
ポプラ社 (2012-01-04)
売り上げランキング: 422188

「だから、通称『開かずの間』って呼ばれてる」
               ……佳樹

紅桃寮、七日間、開かずの間である404号室。三つのお題による競作アンソロジー。

加藤さんお目当てでしたが、一話目の緑川さんが意外と好みでした。
テーマによく沿った青春もので、ちょっとシリーズ化してほしいかも、と思ったり。
美術系の高校ってクセモノ揃いな気がするしなぁ。

ひぃぃとなったのは女子校のやつ。
なんというドロドロ。
女は子供でも女なんだなぁ。
その情念の深さが恐い。

どれも似た切り口ではありましたが、作者さんの色で印象はガラリと違って、おもしろかったです。


*2012年読了本*

小説 125冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 2冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年11月14日

金木犀二十四区

金木犀二十四区
金木犀二十四区
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三木 笙子
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 161142

「いいもんだな、自分が選んだっていうのは―…」
               ……秋

草花の名を冠した23区で構成される首都。そのどれでもない金木犀24区と呼ばれる昔ながらの町並みが残る一角で花屋を営む秋の前に現れた修験者の青年、岳史。
彼は流星に紛れて飛来したはずの天狗を探しているといい―…。

淡々と、けれどたしかに暖かなファンタジー。
草花に関して特別な才能をもつ青年と、ワケアリらしい修験者の青年の出会いと、いくつかの事件と。
ほんのーりミステリっぽさもあり。

雰囲気含めかなり好みだったんですが、若干盛り上がりに欠けたかなぁ、という印象は否めない。
秋がなんとも静謐すぎた、のかな。
家族のことやなんかで鬱屈した気持ちもあるはずなのに、なんか御人形みたいで。

おばあさんや修験者サイドの三人はよかっただけに、なんだかもったいないなぁ、という印象。

最終的な大団円はほっとしました。


*2012年読了本*

小説 124冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 2冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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ようこそ、古城ホテルへ

ようこそ、古城ホテルへ 湖のほとりの少女たち (角川つばさ文庫)
紅玉 いづき
アスキー・メディアワークス (2011-09-15)
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「あたくしはもうなにからも逃げない。そしてもうなにも諦めない」
               ……リ・ルゥ

湖のほとりにたつ古城ホテル。その女主人候補として招かれたのは一癖も二癖もある少女達だった。

これはなんともよい少女小説。
懐かしのコバルト文庫の、楽園の魔女たちを思い出すお話でした。

いろんな事情から帰る場所をなくした少女達が、反発しあいながらも友情をはぐくんでいく様子はよいものです。

テンポもいいし、結末もあったかい。
ただまぁレーベル的に当然なんですが、あくまで小学生向けかなー、という印象ではありますが。
それぞれがどう変わり、どんな道を選ぶのか、楽しみです。

*2012年読了本*

小説 123冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 2冊
映画 2本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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妖虎の主人と金髪の神父


「自分が満足するために周りのことを見ずにいることは楽だよ。でもそんなんじゃ駄目なんだ」
               ……穂月

少しずつだが前に進み出した穂月。それを複雑な想いで見守る虎太郎。ぎくしゃくとした彼らに、かつて穂月の妹を襲った存在が近づき――。

最終巻。
色んな伏線が絡んで、あれこれ真相が明らかになります。

それは一つの出会いと、悲しい別れ。
本来、違う時間を生きるはずだったもの達が、触れ合ったことによる悲劇ともいえます。
けれど、同じような虎太郎と穂月のそれが幸福なままであれば、彼にとっても救いとなるのではないかなぁ、と。
暖かな気持ちになるラストでした。

穂月も最初に比べればなんとも前向きになったなと。
虎太郎とのコンビも、お互いにとって良い形になりつつあるような。
そんな大団円でした。

よかったよかった。


*2012年読了本*

小説 123冊
ライトノベル 66冊
マンガ 27シリーズ
そのほか 2冊
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