2012年04月30日

空想オルガン

空想オルガン
空想オルガン
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初野 晴
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 31469

「つまずいたっていいじゃない。上に向かってつまずけば高く飛べるかもしれないじゃない。手足をじたばたすれば、もっともっと飛べるかもしれないじゃない」
               ……穂村チカ

初めてのコンクール。草壁先生のためにも、仲間たちのためにも勝ち進みたいチカだったが…。

ハルチカシリーズ第三弾。
今回はコンクールを軸にしていますが吹奏楽要素は低め、ついでにチカたちの高校のお話も少なめ、です。

お話の中ではアパートの話が1番好きだったかも。
おじいちゃんかっこよすぎだわ…。
見えない愛情は、伝わらないこともある、でも消えないなら、時間が掛かっても伝わることもある。
そんな親子愛や友情がじんわり来ました。

頭よくはないし、上に向かってつまづくはたしかに笑ったけど、チカの全力で何かにぶつかる姿勢ってすごいんじゃないの、と今回痛感した。
後先考えないから、傷だらけになっているのに、誰かを助けることをためらわない。
そのパワーに救われている人って少なくないんじゃないかなー。



*2012年読了本*

小説 48冊
ライトノベル 28冊
マンガ 18シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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ウィンターホリデー

ウィンター・ホリデー
坂木 司
文藝春秋
売り上げランキング: 45776

「ヤマト。ゆるやかで穏やかなつながりに変わっていくことを、恐れないで。ぎゅうぎゅうに抱きしめてたら、互いの顔すら見えなくなっちゃうでしょ」
               ……ジャスミン

夏に突然現れた息子とぎこちないながら親子となってから数ヶ月。
進が再びやってくる冬休みを心待ちにしている大和だったが…。


元ヤンで元ホストな宅急便の配達のお兄さんの成長話。
まさかこのお話が続いてくれるなんて!
なんとも嬉しい誤算でした。

前作で親子として一歩踏み出した二人。
今回はそこからもう一歩進む…、家族になるための一歩を踏み出すまでのお話。

クリスマス、大晦日、バレンタイン、ホワイトデー。
誰かに想いを伝える冬のイベント。
先輩として、父親としてちょっとずつ成長する大和がなんとも微笑ましかった。

ジャスミンとボスがやっぱり素敵で、大和が彼らから受け取ったものを次の世代へまた受け渡していって。
もう知らん!て見捨てないんですよね。イイヤツだよなぁ。

最終話、進の不器用なワガママがなんとも愛しくて。
大和はたしかにまだまだで、由希子からしてみれば信頼には至らないでしょう。
でも子供を介して繋がりを取り戻していく、そんな関係もあっていいんじゃないかなぁ、と。

しかしまぁ今回も進はしっかりおかんでした。
『高杉さん家のお弁当』のくるりちゃんとさぞや気が合うにちがいないなぁ、と。


*2012年読了本*

小説 47冊
ライトノベル 28冊
マンガ 18シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月29日

首の姫と首なし騎士〜英雄たちの祝宴〜

首の姫と首なし騎士  英雄たちの祝宴 (角川ビーンズ文庫)
睦月 けい
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-03-31)
売り上げランキング: 6188

「“アルベルト・ホースマン”として、ここで生きとけってんだよ。せっかくの人並みだ、逃したら二度と手に入らないぜ」
               ……ガイ

豊穣祭で開かれる祝宴に出席するためにダンスやマナーの特訓を続けるシャルロット。そしてシャルロットにとって忘れられない人物、母の弟であるウェルズ伯爵と対峙する瞬間がやってきて―…?

あいかわらず自己評価が低い主人公ですが、ちょっとずつ確実に前に進んでる姿がいいなあと。
そして彼女を分かりやすく溺愛しているレイフォードとわかりにくく大切にしているアルベルトはあいかわらず。
こっちの二人の変化はほとんどないんだよなー、と、あいかわらず危なっかしいシスコンであるレイフォードにははらはらさせられるわけですが。

「薬石」を巡っての陰謀第三弾。
今回は敵がそこそこ底が浅かったのと、ハーヴェイさんが最強だったのであっさりめ。
むしろ今回の最強の敵はダンスだったともいえる。
っていうか足の指の骨おるってどんな踏み方したんだシャルロット。。。

しかし「王の目」=「彼ら」と推測するには話が単純すぎるような気がしているのだけれど、どうなんだろうか。
新キャラガイの今後ともども気になるところです。

*2012年読了本*

小説 46冊
ライトノベル 28冊
マンガ 18シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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リーディング 司書と祈りの魔本

リーディング  司書と祈りの魔本 (角川ビーンズ文庫)
隼川 いさら
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-02-29)
売り上げランキング: 112144

「手は差し延べるばかりのものじゃない。頼るものでもあるはずだ」
               ……ジーン

リィナが地階位に配属されて一年がたとうとしていた。かつて図書館の建立に大きく貢献したエルディウスを記念して建てられた彼の像の改修が終わろうとしていたとき、リィナのおばイメアがかつての恋人によってさらわれる事件が起きて―…!?

最後はリーディングと図書館にまつわる闇に関する魔染。

一人でしかできない仕事なんてなくて、でも仕事に対しての責任というのは確かにあって。
独り立ちして、自分の責任を自覚して、頼るべきところで頼って。
リィナは立派に研修期間を終えたのかな、と思える戦いでした。

かつてエルディウス像の上で起きた悲劇。
それは圧倒的に対話が足りなかった三人による後悔と憎しみ。
誤解を解くことができぬまま、自分の気持ちしか見えぬまま死んでしまった三人は何とも悲しい。

しかしまあ主役カップルのじれったかったことと言ったらなかったです。
どちらも鈍い(ジーンに至っては自分の気持ちにも相手の気持にも)二人で、かつ意地っ張りなのでもうお前らいい加減にせえよと言いたくなるというかなんというか。
まあ最後の二人の笑顔がとても幸せそうだったのがなによりでした。

ちょっと駆け足ではありましたが、最後まで主人公が本だいすき!ってのが伝わってくるよいシリーズでした。

*2012年読了本*

小説 46冊
ライトノベル 27冊
マンガ 18シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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ラブ・ケミストリー

ラブ・ケミストリー (宝島社文庫)
喜多 喜久
宝島社 (2012-03-06)
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「恩返しがしたいなら悔いのない一生を送りなさい。ワタシの仕事を増やさないように死んでくれれば、それで十分だわ」
               ……カロン

物質をみるとその合成ルートが見える能力を持つ大学生、藤村。しかし一目ぼれをきっかけにその能力を失ってしまう。そんな彼の前に現れたのは死神を名乗るカロンという不思議な女性で、彼の恋を成就させる手伝いをすると告げて…?

このミス受賞作、なんですが、ミステリではない、ような。。
ゆるファンタジーなラブコメ、ですかね。

化学の世界はなんとも興味深かったのですが、専門用語とかが唐突に出てきてようわからん!な部分も多く…でも研究者って純粋な人間が多いのだろうな、と思います。
ただ主人公はなんとも煮えきらなくてでもプライド高そうで厄介な人だなーという印象がぬぐい切れなかった。
不器用な頭のいい男子、ではあるんだけども。

個人的には岩館さんがいい子で好きでした。
困っている人を、友人を自然に助けることのできる子っていいと思う。

最終的にはハッピーエンドでよかったのですが、「あの人」に関しての救済策はちょっと納得がいかなかったかなあ。
あの病気の人たちにとってその奇跡は安易すぎてなんだかなあ、と。

*2012年読了本*

小説 46冊
ライトノベル 26冊
マンガ 18シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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裸足でバラを踏め 全9巻


「オレは自分の力だけではい上がってみせる」
               ……蒼一郎

貧乏生活を送りながら幼い弟妹を養っていた純。突然持ちかけられた大財閥の御曹司との偽装婚約が彼女を劇的な運命に引きずり込むが―…?

THE・昼ドラ、という感じでおもしろく読ませていただきました。
すごい展開続き、というかあて馬ポジションの望さんがあこがれの王子様→かわいそうなあて馬→敵役→狂人とすさまじいクラスチェンジをしてくださったので、目が離せなかった。
次に何をやらかすか予測不能すぎてすごかった。

純は名前の通り純粋さと強運だけで乗り越えていくわけですが、まあ苦難の連続だったのはむしろ蒼一郎のほうなんですよね。
信頼を失い、地位を失い、それでもなんとか立ち上がった彼は強くなったな、と。

それだけに、最後が意外とあっさり引き下がりすぎて不完全燃焼でした。
あの事実を知ってもなおあきらめなかった望さんがあれでなんでひきさがったんだろう、とすごく腑に落ちないんだよなぁ…その駆け足具合だけがすごく残念でした。





*2012年読了本*

小説 45冊
ライトノベル 26冊
マンガ 18シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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リーディング 司書と迷える魔本

リーディング  司書と迷える魔本 (角川ビーンズ文庫)
隼川 いさら
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-11-30)
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「能力があろうとなかろうと同じよ。だって、私は本が好きだから!」
               ……リィナ
地階に新たなメンバーが配属された。小悪魔美少女なエチカの存在に気が気でないリィナだったが…?

今回はだいたいリィナの片思いメインでした。
エチカの正体は何となくそうかなー?というかんじでしたが、主役サイドがこうもがっつり「復讐してやる!」みたいなの珍しいような。

あと言い方は悪いけれど私情で仕事に支障をきたしすぎで、しかもそれで自己嫌悪に陥ってぐるぐるしてるのがまた厄介。
そしてジーンがここまで劇的に鈍いとは思わなかった。まさか無自覚だったとは。。。

しかし今回の敵は素直に気持ち悪かった。
なんだあのド変態…。

*2012年読了本*

小説 45冊
ライトノベル 26冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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くちびるに歌を

くちびるに歌を
くちびるに歌を
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中田 永一
小学館
売り上げランキング: 2585

「『くちびるに歌を持て、ほがらかな調子で』ってね。それを忘れないで」
               ……松山

『ぼっち』に慣れた少年、男子が苦手な少女、生真面目な部長に、臨時教員の美人音楽教諭。
小さな島の高校の合唱部を舞台にした青春物語。

2012年度本屋大賞ノミネート作品。

自閉症の兄を持つがゆえに部活もせず友達も作らず「ぼっち」のプロを自認する少年サトル。
ひょんなことから合唱部に入ることになったものの、自分がそんなことをしていいのか、はじめてできた仲間にどう対処すべきかわからず、という。
サトルのぼっちの理由がなんとも切なかった。
自分が生まれてきた意味、それを知ってしまったために何かを得ようとしてはいけないと、そう感じてしまっているのがなんとも悲しくて。
そうじゃないと思えるようになるまでの過程に胸が暖かくなった。

優等生な部長も、過去の経験から男子嫌いになってしまった女子部員も、秘密を抱えた美人女子高生も。

15歳の自分が悩んでいることは15歳の自分にしか結論は出せない。
未来の自分であっても、答えを教えてあげれたりはしない。
自分が進みたいと、進むべきだと思う道を探して、見つめて、間違って、でももう一度立ち上がって。
そんな青春群像がとても素敵でした。

劇的な盛り上がりはないけれど、繊細な子供の心の闇と光の描き方は
アンジェラ・アキの手紙ありきのお話ではあるなとは思います。それくらいあの曲は名曲だったなあ、と。

*2012年読了本*

小説 45冊
ライトノベル 25冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月27日

花束に謎のリボン

花束に謎のリボン (光文社文庫)
松尾 由美
光文社 (2012-02-14)
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「ただ相手の喜ぶ顔が見たかった――見たいのは自分自身だ。つまり自分のしたいことをしたんだ」
               ……嘉信

花屋の店員と小説家。恋人以上、夫婦未満な二人は、お互いに自分が出会った不思議な出来事を話すのが習慣だったが―…?

花をテーマにした日常の謎系の連作短編ミステリ。
が、ミステリというよりはやや恋愛要素高め?

男性サイドと女性サイドが交互に描かれるのですが、どちらもちゃんと相手を想っているのにこうも価値観って違うものか、と感心しました。
男女だから、というのもあれば性格や生まれ育ち、職業も含めて。
どうしたってわかりあえない部分があって当然なわけで。
そういうすれ違いの妙を感じました。

外側から推測できる真実はネガティブでもポジティブでもなんでもあり。
こうだったらいいな、は自由だけれど、当事者にとっての真実は一つだけ、なんですよね。
それが苦かったりもして。

相手のために、というのが結局自分のため、というのが響きました。
あと水中花、見てみたいなぁ。


*2012年読了本*

小説 44冊
ライトノベル 25冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月26日

英雄の占星術師

英雄の占星術師 (ルルル文庫)
華宮 らら
小学館 (2012-03-23)
売り上げランキング: 20276

「いまの紳士はたしかに嘘をついていたかもしれません。しかし、彼がなぜ嘘をついたのかは、彼と深く関わってみなくてはわからないことです」
               ……レヴィット

観察眼の鋭さを武器に占星術師を営むレヴィットが出会った『英雄』と呼ばれる海軍士官。
なしくずしに彼に協力させられるレヴィットだったが―…。

近代ヨーロッパっぽい世界を舞台にした相棒もの、やや主従風味。

人的魅力と度胸の軍人さんと策士な占い師のコンビは魅力的でした。
他キャラは今回だけではまだなんとも、だなぁ。

クラシカルロマンシリーズ同様、変革期の国が舞台。
他国の脅威にさらされつつも、近代化の道を進む国で、より国をよくしよう、とする若者達。

雰囲気的には他国よりモスが足引っ張ってくれそうだなぁと感じますが…。
あとは女性陣の活躍に期待したいですね。
特にお姫様はすごく重要な立ち位置にいる気がするので今後に期待。


*2012年読了本*

小説 44冊
ライトノベル 25冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月25日

眠れない悪魔と鳥籠の歌姫

眠れない悪魔と鳥籠の歌姫 (一迅社文庫アイリス)
瑞山 いつき
一迅社 (2012-03-17)
売り上げランキング: 996

「俺の枕に手を出さないでください」
               ……アルド

盗賊団で歌姫と呼ばれていたニーナ。人買いに売られかけていた彼女を、精霊を操る歌声を見込んで救った相手はナルシストの悪魔つきで―…?

結論。俺様はデレるとかわいい。(ただし遠くから見る分には)

主役カップルの交流はなんとも微笑ましかった。
それよりなにより俺様のくせに、サミアとクロエに言いようにからかわれてるアルドかわいかった(笑)

表紙とあらすじ、冒頭はシリアスですが、本編はわりと恋愛重視といいますか。

お互い一人で生きるしかなかったはずの二人の出会いとか。
家族との二者択一とか。
一緒に食べる食事の幸福とか。
なんともほっこりしました。

ただ、敵は小物だったなぁ…。
ヒロインの影に隠れるボスとか聞いたことないぞ。
まぁほんとに戦わなきゃ行けなかった悪魔はさすがに強かったですが。


*2012年読了本*

小説 44冊
ライトノベル 24冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月24日

藤陵学院の花嫁〜万葉の桜と月の鏡〜

藤陵学院の花嫁  万葉の桜と月の鏡 (角川ビーンズ文庫)
西本 紘奈
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-03-31)
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「俺が奪うのは真十だけ、真十、あんたが求めるのは、俺だけだ」
               ……葛城昂

結ばれれば藤原を滅ぼす『陰の花嫁』であると知らされた真十。
常爾宮の攻撃に怯えながらも、自分の想いを忘れようとする真十だったが―…。

今回は昴のターン。
が、おいしいとこはやはり史が持って行ったかなぁ。
出番少ないのに存在感だけはあるという。

恋愛対象でないからこそ真十は昂にとって価値ある存在になりつつあるんだろうな、と思います。
完全にフラット、力にも見た目にも才能にも惹かれない『ただの友達』。
ただあのひねくれかたは好かれたほうはたまったもんじゃないだろけど。

ただ今のところ真十にあまり魅力が感じられないのが残念なところ。
というか嫌いじゃないんだけれど前作ヒロインと似通ってるのになーんか違う、んだよなぁ。
まだ覚悟が足りないってだけなのかなぁ?

個人的には高安くんが今後どう話に絡んでくるのかが非常に楽しみなんだけれども。
ただの善人なクラスメイトでしかないのかなぁ。

*2012年読了本*

小説 44冊
ライトノベル 23冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月23日

六蓮国物語〜皇宮の嘘つき公主〜

六蓮国物語  皇宮の嘘つき公主 (角川ビーンズ文庫)
清家 未森
角川書店(角川グループパブリッシング) (2012-03-31)
売り上げランキング: 7513

「もし俺が同じ立場だったら、君が何者だろうと一緒に逃げる。どこかに隠されたら追いかけて助け出す。誰の娘だろうが知ったことじゃない」
               ……橘季隆

偽装婚約を続ける結蓮と季隆は結婚を間近に控えた公主の護衛を依頼される。そんな二人の前に結蓮に求婚する男が現れ―…?

中華ファンタジー第二巻。

すれ違い文通にニヤニヤした。っていうか私もニヤニヤしながら季隆からかいたいー(笑)
なにあの拷問。これ翠玉の君の正体知ったとき結蓮どうなるんだろ。

しかし、思ったより結蓮の生真面目さは厄介だなー。すごい前向きなのに自分の評価がこうも低いとは。
無意識のうちに徐々に変わりつつあるようなので、今後に期待するしかないかな。

一巻もそうだったけれど、王族だとか名家だとか、思いあっていたのに幸せになれなかった恋って切ないよなぁ…。

新キャラはどちらも本領発揮はまだまだこれからというかんじですが、崇怜はヤバそうだなー。
個人的にひっきーな公子が今後なにをやらかしてくれるかが楽しみです。


*2012年読了本*

小説 44冊
ライトノベル 22冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月22日

花守り鬼

一鬼夜行 花守り鬼 (ポプラ文庫ピュアフル)
小松エメル
ポプラ社 (2012-03-06)
売り上げランキング: 28447

「人間は皆独りだよ。だから小さな地に寄り集まって生きている」
               ……多聞

桜の咲き誇る春。皆で花見を、との誘いを一度は断った喜蔵だったが、なしくずしに参加する羽目に。しかしそこは現世とあの世が混じる場所で―…。

番外編っぽい脇キャラにスポットのあたった一冊。
綾子、深雪、小春、高市などが主役になっていて、過去二作よりやや柔らかい印象でした。

ただまぁメインとなる喜蔵はあいかわらずなため、もどかしいというか腹立たしいじれったい想いをさせられることもまた多く。
わざと悪っぽくふるまうのとも少し違う、傷つきたくない、傷つけたくない、と誰より思っているくせに、そっけなくしかできない。
ほんと不器用なヤツだなぁ、と。

自分ではどうにもできないサダメというか生まれ、みたいなもの。
それによって苦しんできた人達が友達になって、一緒の時間を過ごして。
得難いかけがえない一瞬だなぁ、と。

それを持っている幸福に早く気づかないとまたなくしてしまうよ、と心配になります。
深雪と喜蔵が優しい日々を過ごせる―…できれば、小春も一緒なら、より素敵だなぁ。

しかし多聞は何を企んでいるのかなぁ。。

*2012年読了本*

小説 44冊
ライトノベル 21冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
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2012年04月21日

いとみち

いとみち
いとみち
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越谷 オサム
新潮社
売り上げランキング: 184019

「太平洋の向こうのガールズにちっとも負けてね、津軽ガールズは」
               ……成田

人見知りを克服すべく、青森市内にあるメイド喫茶でバイトを始めたいと。
自分の訛りの激しい津軽弁にコンプレックスをもついとだったが―…?

かわいいお話でした。

メイド喫茶の面々も学校の友達も家族も全員いいひとで、頑張る女の子を見守りつつ、青森っぽい素朴さに胸が暖かくなりました。

笑われるんじゃないか、とか、なんで他の人と一緒のことができないんだろう、とか。
誰にでもあるコンプレックスや負い目。
それを正当化せず頑張ろうとしたことがすごい、と思う。
気弱で逃げ癖のつきつつあるいとがちょっとずつ、ちょっとずつ強くなっていく様は良いものでした。
萌えとかだけじゃなくて、そのひたむきな姿にこそお客さんはついたんだろうな。

三味線に関してはおばあちゃんが素敵すぎました。
地元民でもわからないくらいの訛りとヴァン・ヘイレンというギャップが素晴らしかった。
女の子なら見た目を気にするのは当然、その瞬間に気持ちを否定せずこころが追いつくまで待ったっていうのは、年の功だなぁ、と。

なんとも素朴で素敵な一冊でした。



*2012年読了本*

小説 43冊
ライトノベル 21冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
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2012年04月20日

完全なる首長竜の日

完全なる首長竜の日 (宝島社文庫)
乾 緑郎
宝島社 (2012-01-13)
売り上げランキング: 64558

「これはきっと命を粗末にする人間への神からの罰だ」
               ……浩市

ベテラン少女マンガ家である主人公。彼女は意識不明の弟と機械を通じて交信していたが、ある日から不思議なことがおこりだして―…?

このミス受賞作。

主人公目線で話が進んでいくものの、徐々に曖昧になっていく現実と夢の境目だけでなく、全体的にどっか不自然というかぐるぐるした気持ち悪いかんじがあるなぁ、と思っていたら。
なるほど、そういうことかぁ、だった。

夢特有の脈絡のないかんじと、少女マンガ家という仕事でなんとも、非日常的で。
幸せな暮らしだけれども何もないようなからっぽ感があって。

最後のシーンは希望とも絶望ともとれるけれど、現実に再び向かい合う決意の現れだと思いたい。

自分の価値、誰かを好きになること、誰かに愛されること。
すべてに迷って現実に背を向けた主人公が、弟さんやユタカの存在を知ったことで救われていたらいいなぁ。


*2012年読了本*

小説 42冊
ライトノベル 21冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月19日

浜村渚の計算ノート2冊目 ふしぎの国の期末テスト

浜村渚の計算ノ−ト 2さつめ ふしぎの国の期末テスト (講談社文庫)
青柳 碧人
講談社 (2012-01-17)
売り上げランキング: 46774

「数学を、ちゃんと好きでいたいんです」
               ……浜村渚

義務教育から数学が削られた日本。数学復活をうたうテロ組織「黒い三角形」による犯罪活動を阻止すべく対策本部は今日も天才中学生浜村渚を頼りに捜査を行うが―…。

アリスへのオマージュ作品あり、ルービックキューブネタあり、でバラエティに富んだ一冊。

アリス好きとしては最終話はニヤニヤしてしまった。
キャロルの数学者としての側面をとりあげたお話って珍しいんじゃないかな。

ただこのシリーズらしいなぁ、と思ったのは裁判の話。
渚と犯人の間には数学に対しての絶対的な信頼があり、だからこそ数学的な証明が裁判の証拠にすらなりうる。
普通のミステリじゃあんな流れで犯人が自白はしないよなぁ。


*2012年読了本*

小説 42冊
ライトノベル 21冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月18日

メキト・ベス漂流記〜最後の旅〜

メキト・ベス漂流記  最後の旅 (カドカワ銀のさじシリーズ)
西魚 リツコ
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 342844

「友達だから、お互いが必要なの。それだけ」
               ……エマ

メキト・ベスの力で百年後の世界に来てしまったメキト・ベス達。
そこは、王の力による滅びが姿を表しはじめた時代で…―?

最終巻。

一つの世界での財産は限られていて、どこかで無理をしたしっぺ返しは別の誰かが払わなきゃいけない。
ただ、誰かにとっての不幸が、誰かにとっての幸福であることも少なくなくて、そういう意味でエマやナオは難しい選択をさせられたなぁ、と思います。

大団円にほっとしました。
お互いにお互いが自分を犠牲にしてでも守りたい、大事な友達だったんだなぁ、と。
スペシダレルがこっからどう巻き返すかを見てみたかった気はするけれど、いい終わり方だったかなぁと思います。


*2012年読了本*

小説 41冊
ライトノベル 21冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月17日

メキト・ベス漂流記〜王族の力〜

メキト・ベス漂流記  王族の力 (カドカワ銀のさじシリーズ)
西魚 リツコ
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 173019

「相手が王様の弟君でも、こっちが正しいことを言えないなんて、おかしいと思うもの」
               ……ドーニャ

女性になったメキト・ベスとともに候爵に庇護されていたエマとナオ。
しかしベスの望みのため再び黒の船団とともに旅に出ることになり―…。

第2巻。
王族の秘密と、メキト・ベスの過去。
思いのほかメキト・べスの過去が重かった…。

相手は世界を牛耳る王族で、ただの子供のエマとナオ、さらに記憶も後ろ盾もないメキト・べスが太刀打ちできるわけもなく。
それでも、庇護してくれる場所を出て、綱渡りをしながら王に近づいていく三人はなんともハラハラさせられました。
願いは譲れないくせに正攻法しかできないとか、素直通り越して不安でしかない。

そんな三人を囲む大人達。
船長ことニール・ゴーもですが、欲望に忠実なスペシダレル伯爵、嫌いじゃないなぁ、と。
ただ今回一番おお!と思ったのはやはりダーニャ。
今の自分では力が及ばないことがあると知り、でもそれに負けない心を持った彼女は本当の意味で強くなるだろうな、と。

にしても、圧倒的不利、だと思うのだけど、これハッピーエンドになるのか?
恋愛に発展しそうでしない三角関係も含めて最終巻が楽しみです。


*2012年読了本*

小説 40冊
ライトノベル 21冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年04月16日

めんそーれ!キソ会長

めんそーれ! キソ会長 (徳間文庫)
柴村 仁
徳間書店 (2011-05-07)
売り上げランキング: 568891

「犬も歩けば棒にあたるらしいけど、木曾は歩けばトラブルに当たるんだな」
               ……勝村

沖縄への三泊四日の修学旅行。その最中、男子達の間で学校一の美人教師の寝顔を盗み撮りしようという企画が持ち上がり、またしてもキソは頭を抱えるが―…。

前作よりはミステリっぽさは控えめ、学園成分多め、です。
アホなことで盛り上がったり、異性が気になったり、好きな人のために必死になったり、無駄な見栄をはったり。
旅行なんて行ったらなおのこと。

そんなおバカな集団をまとめる先生って大変でかつオトナじゃないとやってられないんだなぁ、としみじみ。

しかし木曾は今回もろくでもない女性にひっかかってまぁ…(笑)
トラブル体質より女難をなんとかしたほうがよさそうな気がする。


*2012年読了本*

小説 39冊
ライトノベル 21冊
マンガ 17シリーズ
そのほか 1冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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