2012年01月31日

武士道セブンティーン

武士道セブンティーン (文春文庫)
誉田 哲也
文藝春秋 (2011-02-10)
売り上げランキング: 6113

「忘れんなよ。武士道があるから、剣道は武道なんだろうが」
               ……磯山香織

転校先の剣道部のあまりに異なる練習に戸惑う早苗。自分を慕う後輩を得た香織。
青春真っ只中、十七歳の剣道少女達が選ぶ道とは―…。

今回は早苗の話でした。
香織はシックスティーンの冒頭と比べるとずいぶん大人になったな、と。
香織はシンプルな思考回路をしてるのでわかりやすくてよいです。

いわゆる強豪と呼ばれる高校での、勝つための剣道に直面した早苗。
仲間という存在を認めた香織。

高校生活って、足りない部分を、弱い部分を、自覚し、改めて、そして強みである部分を伸ばしていく、そんな時期なんだなぁ、と。

もちろん完璧ではないし、間違ったりもするのだけど。

フェンシングと剣道って何が違うんだろなぁ、と思ってましたが、心の在り方が違うんだなー、とつくづく思いました。

騎士道と武士道、武道とスポーツ。
似て非なるもの。

自分が望む姿であろうと自らを磨き続ける、その努力がまぶしかったです。


*2012年読了本*

小説 11冊
ライトノベル 4冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月29日

海馬亭通信

海馬亭通信 (ポプラ文庫ピュアフル)
村山早紀
ポプラ社 (2012-01-04)
売り上げランキング: 15302

『飛び去った記憶は、消えてしまうのでなく、深く心の中に沈んで、輝きになるんです』

山の神の娘、由布は五年前に行方がわからなくなった人間の父親を探しに風早の街にやってきた。
そこで海馬亭というかつてホテルだったアパートに住むことになるが―…。

村山さんが昔にだした児童書に書き下ろし中編を加えての文庫化。

山の神の娘ってことでちょっと浮世離れした由布と、様々な事情をもった住人達の触れ合いがあったかい。
父親に関しても、とても優しい真相で、とてもほっとした。

お伽話である、ということは間違いなく。
でも、物語の中でくらいこんな優しい奇跡があっていいんじゃないかな、と思います。

近々、続編も出るそうなので楽しみです。


*2012年読了本*

小説 10冊
ライトノベル 4冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月26日

鳥籠の王女と教育係


「あなたがたには守るものがあります。わたくしにもです」
               ……エルレイン

ゼルイークが魔法使いをやめることを宣言し、その準備が整うまでのわずかな時を穏やかに過ごしていたエルレイン達。
しかし突然ある魔王の気配が消えて―…。

風雲急を告げる展開。
次回、最終巻だそうです。

よーやくの幸せな日々かと思ったら…うん、これは厳しい。
なかなか一筋縄ではいかないなぁ。

殿下、リオ、ゼルイーク、エルレイン、それぞれが義務を果たすべく行動するも、さらに事態は悪くなる一方。
前半がほのぼの幸せだっただけになんとも胸が痛い。

底無しで考えなしな人間の欲望が、破壊してしまうものってたぶんたくさんたくさんあるんだろうな。
幸せになるはずだった恋人達の暮らしや、そんなささいな、穏やかな時間とか。

主役二人はもちろん、殿下もリオも幸せになってくれるラストを願って。
次のサブタイトルを見るかぎりはきっと大丈夫、と思うのですが。


*2012年読了本*

小説 9冊
ライトノベル 4冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月24日

廃王国の六使徒

廃王国の六使徒 (f‐Clan文庫)
栗原 ちひろ
三笠書房
売り上げランキング: 38782

「義務を果たしさえすれば、あとは好き勝手やればいい、それがこの百塔街。その象徴こそがアレシュだ!」
               ……ミラン

呪われた街、百塔街。そこに暮らす一癖も二癖もある住人達は、自らの生き様を守るため、街を浄化にやってきた司祭と対決することになり―…。

あえてゴシックファンタジーの王道っぽくしたとの言葉通り、ゴシック趣味あふれる一冊でした。

世界観に慣れるまではいまいちのめり込めなかったんですが、後半の教会との対決以降は一気に読んでしまうくらいにおもしろかった。

神様、悪魔、呪術、退廃的な街と、そしてキラキラしいキャラクター達。
そして題材のわりに話の展開が明るいんですよね。
最後のオチまでなんか救いがある、っていうか。

そういう意味ではミランが偉大だったのかな。
一番の食わせ者だった気がする。

一番のお気に入りはもちろん司祭ですが。
いや、あれで見た目通り若者だったら世間知らずめ!なんですが、なんせ実年齢がアレだからなぁ。
いっそかわいい。

アレシュは自分が思うより子供で、孤独でなくて、たくさん守られて愛されてたんだよ、というのはすごく救いがあってよかったなぁ。

何冊も読みたいかって言われると私の趣味じゃないんですが、たまにはこういうのもいいんじゃない?と思います。


*2012年読了本*

小説 9冊
ライトノベル 3冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月23日

虹の岬の喫茶店

虹の岬の喫茶店
虹の岬の喫茶店
posted with amazlet at 12.01.28
森沢 明夫
幻冬舎
売り上げランキング: 130305

「お前は本当に持ってねえのかも知んねえけどよ、夢って、人によっては、持ってるだけで意味があったりもするんだぜ」
               ……浩司

長いトンネルを抜けてすぐを曲がった先にある、小さな喫茶店。
そこはある景色を見たいと望む老婦人がひっそりと営む、隠れ家のようなお店で―…。

良くも悪くも、雰囲気重視なオシャレ小説、というかんじ。

個々のエピソードは良いんだけど、全体として繋がらないなぁ、と。
ほっこり癒し系っぽいけど、なんかちょっと違うんですよね。

大学生の話と、おじいちゃんの恋の話はけっこう夢があって好き。
好きな人に月の土地をプレゼントするとか可愛い。
だからそれだけに彼の最期はなんか切なかった。
もうちょい救いがあってもよかったんじゃないかなぁ。

個人的に理解できなかったのは浩司さんかな。
いい人なんだろうけど、なんか共感できず、でした。
そもそも何で生計立ててるんだろ。


*2012年読了本*

小説 9冊
ライトノベル 2冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月22日

いわゆる天使の文化祭

いわゆる天使の文化祭 (創元推理文庫)
似鳥 鶏
東京創元社
売り上げランキング: 17486

「――文化祭にようこそ!」
               ……蜷川奏

文化祭を目前に、市立校にバラまかれた天使のビラ。
そのイラストに込められた願いとは…―?

学園連作ミステリ、シリーズ四作目。
おもしろかった&なるほどなぁ、なラスト。
これはシリーズ屈指の出来かも。

ところどころ、ん?て違和感があって、終盤その理由がわかったときはなんとも爽快。
いや、爽快というか納得、かな。
あぁだからかぁ、と附に落ちた。

文化祭って楽しかったなぁ、というノスタルジーなかんじと。
ほんとに中止になるんじゃ…というハラハラがどっちも良いかんじにバランスたもってて、おもしろかった。

すれ違ったり、伝わらなかったりで、友達と喧嘩したりもするけど、それも含めて友達って、青春って良いよなぁ、と。

あと今回、たぶん三組の鈍感な相手に片思いする少年少女がいたわけですが、それがまたういういしくてニマニマさせていただきました。

しかし伊神さんがなかなか焦らしてくれて登場しなくてもだもだしました。
登場してからはまぁ素晴らしい手腕でさくさく解決してくれましたがね。
なんだかいつの間にやらすっかり伊神さんファンに成り果ててしまったようです(笑)

あと柳瀬さんは最強っぷりに拍車がかかってて素敵。
まぁ葉山くんモテるしねぇ。。


*2012年読了本*

小説 8冊
ライトノベル 2冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月21日

2月の購入予定

コミック購入予定
02/03 大嘘スウィング/辻田りり子 (花とゆめコミックス)
02/03 蒼のラプソディア /小椋アカネ (花とゆめコミックス)
02/15 歩くんの○○な日々2 /鈴木有布子 (アヴァルスコミックス)
02/20 はちみつとバタフライ〜職人工房シリーズ〜/幸村アルト/ (花とゆめコミックス)
02/20 執事様のお気に入り12 /伊沢玲 (花とゆめコミックス)
02/20 燈港メリーローズ3/都戸利津 (花とゆめコミックス)
02/25 あまつき14/高山しのぶ (ZERO−SUMコミックス)
02/25 アルオスメンテ2 /あき (ZERO−SUMコミックス)

燈港は最終巻とのこと。
とても残念でもあるのですが、どう結末をつけてくれるのか楽しみです。

文庫購入予定
02/01 鳥籠の王女と教育係 恵みの環の花嫁 /響野夏菜 (コバルト文庫 )
02/01 あやかし江戸物語 異国の王子の恋愛指南!?/伊藤たつき (角川ビーンズ文庫)
02/01 身代わり伯爵の婚前旅行2 狙われた花嫁/清家未森 (角川ビーンズ文庫)
02/01 魔法書の姫は恋をする 永遠の証/薙野ゆいら (角川ビーンズ文庫)
02/03 真夜中のパン屋さん 午前1時の恋泥棒 /大沼紀子 (ポプラ文庫)
02/10 武士道エイティーン /誉田哲也 (文春文庫)
02/14 フラワー・イン・ザ・サン(仮)/松尾由美 (光文社文庫)
02/15 妖怪アパートの幽雅な日常7/香月日輪 (講談社文庫)
02/25 グレイヴディッガー/高野和明 (角川文庫)
02/25 ラン/森絵都 (角川文庫)

既読文庫落ち
02/28 インディゴの夜 Dカラーバケーション /加藤実秋 (創元推理文庫)

どれも無難に面白いかなーといったかんじ。楽しみです。
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ショコラの錬金術師2 ミルク色の秘薬


「だってお友達だもん」
               ……アニカ

イルゼは、チョコレート専門店「トロイメライ」で店舗の修理のため、アニカともども残りの休暇を過ごすことになったものの、超のつくシスコンな兄は現れるわ、謎の美女は現れるわで―…?

チョコと錬金術のお話第2巻。
恋愛分多め、でも糖度は控えめ?
まだまだ新人さんっぽさが抜けてない、かな。

キーになるかつての同居人な女性がいまいち好きになれんかった。
フライパンで鼻の骨折るのを照れ隠しとは言うまい。。。

そこをちやほやするのがお話のキーなので、なんだかもやっとしてしまったかんじ。

イルゼ、アニカ、マリオン、あと弟さんあたりはけっこうキャラ的に好きなんだけど、そっちはあんまり活躍せず。
特にマリオンは予想の斜め上なシスコン加減で笑ってしまった(笑)

作品としても地味なわりには良い味出してると思うんですがなんか物足りない…。


*2012年読了本*

小説 7冊
ライトノベル 2冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月17日

姫さま、恋愛禁止です!〜旦那さまと呪いのウサ耳〜

姫さま、恋愛禁止です! -旦那さまと呪いのウサ耳- (ビーズログ文庫)
響野夏菜
エンターブレイン
売り上げランキング: 73260

「そんなことおっしゃると、イヤガラセみたいにひっつきますよ。見ているお義兄さまがイライラするくらい」
               ……アリー

うっかりかぶってしまった呪いの面がはがれなくなってしまったリオハルト。
そのままでは半年後に死んでしまうといわれ、解呪方法を探すアリー達だったが…。

だいたい全編通してバカップルがイチャイチャしてるお話でした。
いやぁ甘かった(笑)

根っこにあるのが、好きな人と一緒にいるだけで幸せ!というシンプルな思考なのでいっそすがすがしい、というか。

あとじい、こと、ラディムはほんと良い味だしてます。
おもしろいからもっとふりまわされるといい。


*2012年読了本*

小説 7冊
ライトノベル 1冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月16日

妖奇庵夜話〜空蝉の少年〜

妖奇庵夜話  空蝉の少年
榎田 ユウリ
角川書店(角川グループパブリッシング)
売り上げランキング: 59887

「自分を大切に出来ない人は、他人も大切にできません、あなたはもっと自分を許してあげていいのよ。幸せになるのは、そんなに難しいことじゃないの」
               ……円山阿夜

未来を予言する「件」の妖人を名乗る占い師が増えているらしい―…その真偽を確かめるため、協力を要請された伊織。
同じころ、マメはテルという少年と親しくなり…。

妖怪のような能力をもつ人間、妖人にまつわるミステリ第2弾。

殺された占い師とそのヒモ、自分がやったと告げる娘。
事件の真相はいったい―…?と。

マメがなんともかわいかった。
血が繋がっていなくとも、ほのぼのとした良い家族だなぁ、と。
お互いが大事で、お互いの大事なひとも大切にしようとしていて。
青目のいう家族ごっこ、にはおさまらない愛情がある、と思います。

スミレに対して阿夜が言ったことも、伊織が告げたことも実は同じ、なんですよね。
自分は自分なんだから、認めてあげなさい、と。

不思議なのは、というかやっぱりなぁ、なのは、占い師としては優秀だったらしい阿夜も、自分自身については道を間違ったり見る目がなかったり、決して幸福ではなかったのだなぁ、と。
他人についてだからこそ、冷静な判断ができる、ということなのかな。


*2012年読了本*

小説 7冊
ライトノベル 0冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月15日

人魚は空に還る

人魚は空に還る (創元推理文庫)
三木 笙子
東京創元社
売り上げランキング: 13327

「美しさとは一種の秩序なのだろうな」
               ……美妃翁

彼が挿絵を描けば、どんな雑誌も飛ぶように売れるという、美貌の画家、礼。
弱小出版社の編集者、高広はある理由から彼に気に入られて…―。

日露戦争と日清戦争の間くらいの明治は東京を舞台にした連作ミステリ。
狙い済まされた感はあるけど、とても好きなタイプの話でした。

自由気ままな天才と彼にふりまわされる凡人、という図はありがちですが、その凡人なほうが探偵役というのは斬新だった、かな。

礼がなんともかわいかった。気まぐれで扱いづらいくせに、シャーロック・ホームズに一喜一憂したりして。
高広の人徳もあるだろうけど、礼自身、自覚してるほどにはひねくれてないんだろなぁ。

事件そのものはあまり凝ったものではないけれど、その描き方が雰囲気があってよかった。
とくに表題作は情景がとても幻想的で、じんわり来ました。


*2012年読了本*

小説 6冊
ライトノベル 0冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月14日

光媒の花

光媒の花
光媒の花
posted with amazlet at 12.01.14
道尾 秀介
集英社
売り上げランキング: 9788

「死んでいい人間なんて、この世にいないんだよ」


河原で、森の中で、家で、町の片隅で、学校で。
人知れず行われる犯罪と、行うまで追い詰められた加害者達。
傷ついた心を抱え、彼らは…。

短編集で、ちょっとずつですがリンクあり。
どの話も裁かれないで終わる犯罪が多い。
けれど、裁かれないことを加害者たちが求めたわけではなく、むしろ裁かれなかったがためにより強い罪の意識を持ってしまっている、そんな重さがあって。

なにげない一言が、態度が、知らず誰かの心を救うこともあるのだなぁ、と。
最初のほうは救いのない話が続くのだけれど、徐々に光ある展開になっていって、最後、一話目の母子とつながったときはほっとしました。

最終話一話前の姉弟の話がかわいらしくてよかった。
つぐなえるうちに、取り戻せるうちに、仲直りの道を踏み出せた弟さんは幸せ者だと思います。

生きることは辛いこともたくさんあって、ほんのすこしだけしか幸福はなくて。
でも光を求めて、忘れずに、生きていくことが必要なんだなぁ、と。

*2012年読了本*

小説 5冊
ライトノベル 0冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月13日

カエルの子は

カエルの子は (メディアワークス文庫)
峰月 皓
アスキーメディアワークス
売り上げランキング: 276464

「着ぐるみはな、子供と近いんだ」
               ……芹沢晃

遊園地で着ぐるみ係をする晃の前に現れた少年は自分を父ちゃんと呼び、晃の息子だと名乗った。
身に覚えのないわけではない晃はやむをえず同居することになるが…?

ベタだけど心温まるホームドラマでした。
多少無責任で荒っぽいけど、晃みたいな男らしいおとーさん、キライじゃないなぁ。

着ぐるみだからこその苦労や、だからこその解決策にほっこりした。
遊園地ってたしかに笑顔に満ちた空間ですよね。
そこで働くのは楽しいけど、だからこその苦労も多いんだろなー、なんせ相手が子供メインなわけだし。

大人になろうとなんだろうと、ゆめをおっかけていいんだよ、と気付き、自分らしさを取り戻していく晃はなんともくすぐったく。
明のまっすぐな純粋さや、薫の不器用な情熱がまた切なくと。

計算でもお世辞でもない、明の心からの「カッコイイ」が晃を動かしたんだろなぁ。
子供に尊敬される父親っていいですよね。

薫の過去や明の母親のこととか、謎も残っているので続き、読みたいです。


*2012年読了本*

小説 5冊
ライトノベル 0冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月12日

違いのわかる渡り鳥

違いのわかる渡り鳥 (創元推理文庫)
クリスティン・ゴフ
東京創元社
売り上げランキング: 436636

「スティーブン、今夜は野鳥愛好家の集まりなのよ」
               ……ラーク

バードウォッチングの途中に偶然望遠鏡から目撃した殺人事件。
被害者のビジネスパートナーでもあるその犯人探しに乗り出すが…。

鳥だらけのコージーミステリ第2弾。
今回はコーヒーとメキシコのお話。

ヒロインの上から目線っぷりがどーにもダメだった。
まぁ上なんだけど。オーナーだし。
スティーブンがかわいそくて見てられなかった。いや、部屋に侵入はやりすぎだけどさ。

事件等はだいたい予想とズレない真相だったかなぁ、と。
鳥は随所に登場するけれど鍵にはなってないです。

前作と間の展開は違ったけれど、結果、犯人の身勝手な[正義]は同じでした。
自分の主張を貫くにも先立つものが必要なのは今の社会ではしかたのない話で、だからといって何をしていいわけではなくて。

手段を選ばなくなった段階でそれはもう[正義]ではない、んだよなぁ。


*2012年読了本*

小説 4冊
ライトノベル 0冊
マンガ 2シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
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2012年01月11日

せつげつか

せつげつか (花とゆめCOMICS)
モリエサトシ
白泉社 (2011-12-20)

「月光とお呼びくださいレィディ。真実の名も又、月光というのです」
               ……月光

刑事で家庭を省みない父に反発しながらも病弱さゆえに家を出られない少女がある夜出会った青年。
それは世を騒がす怪盗、月光だった―…。

モリエサトシさんの短編集はファンタジーから現代ものまで、さまざまな世界を舞台にした切なさあふれる一冊。

やっぱりこの人の作品の雰囲気というか、間、好きだなぁ。
詩っぽい、センチメンタルなかんじ。
多感で傷つきやすい十代を描くにはすごく合う作家さんなんじゃないかなぁ、と思います。

個人的には表題作のせつげつかが一番好きですが、印象に残ったのはうつくしきもの、かな。
その先に祝福された未来があるわけじゃない二人だけれど、その刹那的な美が心に残ってます。

ふとした瞬間に触れる誰かの強さ、弱さに、支えられたり心を動かされる。
永遠に続くものでなくとも、それもまたかけがえのない出会いなんだなぁ、と。
思わせてくれる一冊でした。


*2012年読了本*

小説 3冊
ライトノベル 0冊
マンガ 1シリーズ
そのほか 0冊
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2012年01月10日

dear 全6巻

dear 新装版(6) (ガンガンコミックスJOKER)
藤原 ここあ
スクウェア・エニックス (2011-12-22)

「でも…哀しくて淋しくて忘れられないからこそ、惹かれる誰かと出会えるかもしれない。俺が貴女に出会ったように。
貴女も出会えるといいね。
……それが俺だったらいいのに」
               ……昴・ハーネスト

魔狼の少女、散葉。彼女と幼なじみの青年紀更の再会によって、魔狼と魔王と人間、三者の運命が大きく動く…。

恋と出会いと想いのお話。
女の子達かわいい!男の子かっこい…い?なファンタジー。
新装版ということで読み直しました。

一人ぼっちだったそれぞれが、出会って、家族のような仲間になって。
ほのぼのギャグで進めつつの、たまにどシリアス!な展開も挟みつつ。

ときにエゴイスティックで、ときに献身的な、誰かを想う気持ちに胸が温かくなりました。
作者さんが全キャラに愛情をそそいでいるのがまたよくわかって。

個人的に変人だけど隊長さんが好きだったので、プリノのお相手が彼なのはわりとありだと思う。
紅とキャルは恋人というより保護者だもんなぁ。

新装版 dear(1) (ガンガンコミックスJOKER)
藤原 ここあ
スクウェア・エニックス (2011-07-22)



*2012年読了本*

小説 3冊
ライトノベル 0冊
マンガ 1シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月07日

夢のカルテ

夢のカルテ (角川文庫)
高野 和明 阪上 仁志
角川書店(角川グループパブリッシング) (2011-12-22)
売り上げランキング: 9996

「すてきな夢をありがとう」
               ……麻生健介

人の夢に入り込む力をもつ夢衣のもとを訪れたのは、事件の悪夢に悩む刑事、健介。
二人はやがてひかれあうが、夢衣はそれが恋愛転移ではないかと不安で…?

夢にまつわるミステリー。
どんな出会いでも恋愛は恋愛でしょうに、と言ってあげたくなる話でした。
カウンセラーって難儀な職業だなぁ、と。

なんか夢分析についての入門書とミステリーの中間のようなお話でした。
あまり恋愛部分は私好みでなかった。
お互いになぜこんなに相手を大事に思ってなさそうに感じてしまって…。

しかしまぁ、夢衣は社会人としてはあまりいただけないタイプだなぁ、と思います。
若いから仕方ないのかもだけど、ボランティアならいいけどプロとしては不安定だよなー。

*2012年読了本*

小説 3冊
ライトノベル 0冊
マンガ 0シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
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2012年01月05日

カウハウス

COW HOUSE―カウハウス (ポプラ文庫)
小路 幸也
ポプラ社 (2011-08-05)
売り上げランキング: 12868

「居場所って、与えられるものもあるけど、自分で作るべきものだと思う」
               ……美咲

上司ともめて左遷された先は、会社所有の豪邸の管理人?!
そこで出会ったのは一癖も二癖もある人々で…?

一つの『家』が出来るまでのお話。ほんのりほんのーりビジネス要素あり、かな。
バンドワゴンに比べると、という程度ですが。

東京バンドワゴンシリーズもだけれど、人と人の出会いって本当に奇跡で、宝物で、素晴らしいなぁと思う。
たとえばクロと美咲も、クロと部長も、無人さんも、偶然出会った他人なわけで。
ちょっとズレれば出会うことのなかった誰かなわけで。

そんな彼らが一つの何かを作り上げるってすごいことだなぁ、と思うんですよね。

カウハウスとこれから出会う子供達もまた、何かを得て成長していくんだろなぁ。

カウハウスのクロと美咲の暮らしがまた、いかにもスローライフで幸せそうで、なんだかほのぼのとさせていただきました。


*2012年読了本*

小説 2冊
ライトノベル 0冊
マンガ 0シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
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2012年01月03日

2011年12月続巻系漫画の感想

12月の読書メーター
読んだ本の数:32冊
読んだページ数:6931ページ
ナイス数:231ナイス

これは恋です 6 (りぼんマスコットコミックス クッキー)これは恋です 6 (りぼんマスコットコミックス クッキー)
生殺しは続く。
読了日:12月31日 著者:遊知 やよみ
これは恋です 5 (りぼんマスコットコミックス クッキー)これは恋です 5 (りぼんマスコットコミックス クッキー)
まぁなんとかくっついたようで安心。梨花はそういう事情だったのか、なんだかかわいそう。
読了日:12月31日 著者:遊知 やよみ
ちょっと江戸まで 5 (花とゆめCOMICS)ちょっと江戸まで 5 (花とゆめCOMICS)
若様の出生の秘密が明らかに。しかしあくまで明るい空気で話が進むのでなんだか和む。
読了日:12月31日 著者:津田雅美
ヤマトナデシコ七変化 (28) (講談社コミックスフレンド B)ヤマトナデシコ七変化 (28) (講談社コミックスフレンド B)
このメンバーである、というだけになりつつあるなぁ。。のいちゃんの出番がなくて残念。
読了日:12月31日 著者:はやかわ ともこ
好きって言わせる方法 4 (マーガレットコミックス)好きって言わせる方法 4 (マーガレットコミックス)
かわいいけどめんどくさいなぁ、と思ってしまう私は乙女心を忘れすぎなのか?
読了日:12月30日 著者:永田 正実
テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)テルマエ・ロマエ IV (ビームコミックス)
ストーリーよりもどのアイデアを持って帰るのかが楽しみでならない。
読了日:12月28日 著者:ヤマザキ マリ
とらねこフォークロア 3 (BLADE COMICS)とらねこフォークロア 3 (BLADE COMICS)
私好みのノリと展開。やっぱトートの妙に純朴で不敏で短絡的なとこ好きだなぁ(笑)しっかし、ミミ子と会長かわええ。
読了日:12月18日 著者:東 まゆみ
キスよりも早く 10 (花とゆめCOMICS)キスよりも早く 10 (花とゆめCOMICS)
もう十巻かぁ。ラブラブしながらも話が動いた!メカさんの家族ネタはほんとに涙腺を刺激するというか胸がほっこりするというか。。
読了日:12月17日 著者:田中メカ
恋の呪文 ラブラブカタブラ 2 (B's-LOG COMICS)恋の呪文 ラブラブカタブラ 2 (B's-LOG COMICS)
先生、なんて残念極まりない。。。津田内兄弟の甘酸っぱい恋模様と、凜子のまっすぐな気持ちの清々しい青春話でした。
読了日:12月06日 著者:綾瀬 マナ
ぶんぶくかまのめし @ (バンブーコミックス)ぶんぶくかまのめし @ (バンブーコミックス)
ほのぼのと以外表現できないほのぼのっぷり。えりことアレクシスの自由さがなんとも可愛い。
読了日:12月03日 著者:田丸 さと
GA -芸術科アートデザインクラス- (4) (まんがタイムKRコミックス)GA -芸術科アートデザインクラス- (4) (まんがタイムKRコミックス)
綺麗で丁寧な絵と、にぎやかで楽しい、そしてときおりふっと考えさせられるお話。地味に上級生組が好きなんだよなあ。いつかしっかり絡むのかなぁ?
読了日:12月03日 著者:きゆづき さとこ
暁の文―乾みく短編集 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)暁の文―乾みく短編集 (IDコミックス ZERO-SUMコミックス)
短編なので展開が早くて感情の変化が唐突だったけど、おもしろかったー。悪魔と青年の話が好きでした。
読了日:12月03日 著者:乾 みく

2011年12月の読書メーターまとめ詳細
読書メーター
posted by ASKA at 21:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 漫画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月02日

ころころろ

ころころろ (新潮文庫)
畠中 恵
新潮社 (2011-11-28)
売り上げランキング: 446

「もし、娘さんがずっと待っていてくれたとわかったら、嬉しいかしら。それとも長い年月、一人で置き去りにしたことになって、悲しいかな」
               ……若だんな

目の神様である生目様のせいで目が見えなくなってしまった若旦那。なんとかして治そうと奔走する妖たちだったが…?

長編ではなく連作短編ですが、全体で一つの話にもなっている構成。
仁吉と佐助が主人公の短編もそれぞれあり、バラエティ豊かでおもしろかった。

最初の若旦那の初恋話がかわいかった。にやにや見守る兄や二人の気持ちがよくわかる。

仁吉と佐助の話はそれぞれ対応が彼等らしすぎて、また珍しく二人を若旦那が心配する、という構図が新鮮でした。

最後の生目様の話は切ないようなちょっとカミサマしっかりせぇよ!天然すぎるやろ!というか(笑)

年明け一冊目に優しくてほっこりして、少しほろりとする良い話を読めて幸せでした。

*2012年読了本*

小説 1冊
ライトノベル 0冊
マンガ 0シリーズ
そのほか 0冊
映画 0本
※マンガは完結・短編集のみカウント、上下巻はセットで一冊扱い
posted by ASKA at 23:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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